花渦

焼き付いて離れない

白い光の影
瞼をこじ開けた眩暈も覚えてる

過ぎた事
嘘だったらきっと
楽になれるの

優しさ
記憶
ぬくもりさえ
はじめからなかったら

雨が連れていくの
あなたのそばにいると
言った声
落ちる雫は冷たいの？
いまそれもわからない

葉と根が忘れ去って
棘は逃げていった

濡れている花びらも
うつろって剥がれていく

穏やかにぼやけてしまった
鮮やかな世界
名前を呼んで思い知るの

君がもういないこと

月のない夜が
静かに溶かしていく
心ゆっくりと

震えているのは寒いから？
いつかはわかりますか

雨が止んで光差す
君を置き去りに
感傷はいつも
無意味ですか

癒えてしまうなら

ああ

ここが見えますか
どんなに　高く　強く
祈っても
きっと声を枯らしても
もう君に届かない

空が澄んでいく
涙をさらった
風も凪いでいく

私は渦の真ん中で
ただそっと目を伏せる

ここがあなたの隣
 

花渦　歌詞でした。

今の僕にはとても
いい曲です。