失い失い、そして失う。

愛した時間がある。

ふと気付くのはいつも失った後。
なぜ僕らはいつも
振り向いた時にしか
たくさんのものを失くしたことに
気付けないのかな？

陽が昇って沈んでいく・・・
それと同じくらい当たり前のように
失っていく。

きっと僕も僕の周りの人も
何かを得ては何かを失っていく。

時を得る代わりに
多くのものを失うんだよ。

もちろん失うものは
その時々、個人によって違う。
結果だけをみれば
ありったけのものを失くすけど
時期やその時の環境によって
価値は大きく違ってくる。

分かっていても
僕らはなくすことしかできない。

僕らは懸命に生きる。
懸命に環境を殺すことで。

忘却の彼方へ・・・

僕らはいつか忘れてしまう。
子供の頃大事にしていた宝物や思い出
大切な人への想いや約束。

あるはずの形が
そこにはない。

この言い知れない不安の答えも
打ち消す術もない。

僕らはいつか忘れてしまう。
夢や目標に向かって盲目になっても
全力で走っていたこと。


僕らはいつか本当に大切なことを
忘却の彼方に追いやって
失くしたものに追われる恐怖のなかに
生きるようになる。

僕らはいずれ朽ちていく。
生きる意味や生きた証を
残すことなく。

表裏

そこにふと吹く風が教えてくれたよ

想いを伝えるのは、時間じゃない

大切な誰かに伝えたいのは、誰かの気持ちじゃない
誰でもない自分の気持ちなんだと。

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恋をしなさい

誰かの為じゃない。
君自身のために、君の恋を。

きっと何かが見つかる。

恋をすると誰かの為に頑張れる。

そこにはきっと、夢もある。
恋をしなさい。
そこには本当の、
心の底のあなたがいるわ。

あなたが望む「異なる日常」の答えの一つが
きっとそこにはあるわ。

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いつかの風と似た
とても清々しい満たすような風に
吹かれて・・・・思い出したよ

みんなと一緒に
生きていたんだ、って。

風や、音・・・
光やにおい。
すべてが僕のなかで輝いて
すべてが僕をつくっている。

自然と共に生きる自分が愛おしく思えた時間が
僕にもあった。

こんな世界に生まれはしたが
それでも生きようと思えた。
みんながいて、僕がいて。

時には辛くて折れることもあったけど
時間の流れには些細なことだった。

こんな世界に生まれ
こんな社会のギアの一つとして従事する。

なんのメリットもない。
ただただこの大いなる大地と
偉大な自然を食い荒らすだけの
この世界の人類は救いようがない。

矛盾した生き物に時間をくれてやる必要は
ないと思わないかい？

他を蔑み批判して、
それでも正当化や美化は
やめない。

どうしてこんな世界なのか

食い潰すだけのエネルギーしか持たない
自然の摂理に反した大きすぎる流れが、
失われるのはいつなのかな。